「except」と「excluding」の違い
「except」も「excluding」も、「~を除いて」や「~以外」という意味で使うことができます。しかし、文章によって使い分けが必要な場合があります。まずは、意味の違いをみてみます。
「except」の意味
「except」は「~を除いて」や「~以外」という意味で使われますが、たとえば、「A except B」というと、「A」は全体の情報で、そこから「B」を除外するというイメージです。
たとえば、こちらの文をご覧ください。全体を示す「all vegetables」から「green peppers」を除外するというイメージです。
I like all vegetables except green peppers.
(ピーマン以外は、どんな野菜も好きです。)
こちらの文「Everyone is here except you」は、全体を示す「everyone」から「you」を除外するイメージです。
Everyone is here except you.
(あなた以外、みんなここにいます。)
「excluding」の意味
「excluding」も、「~を除いて」や「~以外」という意味で使われます。
「A except B」は、全体を示す「A」から「B」を除外するというイメージでした。一方、「excluding」は、たとえば、「A excluding B」といったときに、「A」は全体ではなく、「B」がすでに除外されている状態です。よって、「B」は「A」に含まれません。
たとえば、こちらの文です。「five passengers」に、「the driver」は含まれません。よって、乗客と運転手の数は6人と予想できます。
There were five passengers on the bus excluding the driver.
(バスには、運転手を除いて5人の乗客がいた。)
こちらも同じです。この「sales」には、「the forex impact(によるもの)」は含まれません。「売上高」に「(はじめから)為替の影響を含めないで(計算すると)」という意味合いです。
Excluding the forex impact, sales increased by 20% YOY.
(為替の影響を除けば、売上高は前年比20%増加した。)
ニュアンスの比較
<想定> 「全10色のカード」があります。そのうち、「9色のカード」を持っています。残り1色(金色)のカードは持っていません。
少し無理やりですが、ニュアンスの比較の目的で、こちらの<想定>の状態を「except」と「excluding」を使って表現してみます。
I have all the cards (= ten cards) except the gold one.
(金のカード以外、全色持っている。)
※「all the cards」に「gold card」もカウントされている。
I have nine cards excluding the gold one.
(金のカードを除いて、9枚のカードを持っている。)
※「nine cards」に「gold card」はカウントされていない。
まとめ
- except:(全体から)~を除いて、~以外
- excluding:~を(はじめから)除いて、含まないで、外して
ほかにも「使い分け」をご紹介しています♪
▶「except」と「excluding」の使い分け
▶「between」と「among」の使い分け
▶「increase in」と「increase of」の使い分け
▶「apply to」と「apply for」の使い分け
▶「the number of」と「a number of」の使い分け
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