置き換え可能?「しかし」や「~だが」と言いたいときの「but」と「however」の使い分け

使い分けシリーズ

「but」「however」の違いは何?どう使い分けるべき?

 

この記事では、「but」「however」の違いと使い方をご紹介します。

 

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「but」vs.「however」

 

「but」「however」は、どちらも「しかし」「でも」「だが」というような意味があります。では、どう使い分けたらよいのでしょうか。

文法的な違い

 

文法的には、「but」は接続詞、「however」は副詞です。言い換えると、「but」は、文と文をつなげる役割をします。一方「however」は、文全体を修飾します。

 

✔ but(接続詞):文と文をつなぐ
✔ however(副詞):独立して文全体を修飾

 

文と文をつなげる「but」は、文頭で独立して「But, I think〜」というようには使えません。一方、「however」は、文全体を修飾でき、それだけで独立可能なので、「However, I think〜」というように使えます。

 

逆に言うと、「but」は、「He said 〜, but I do not think 〜」のように文と文をつなげることができます。一方で、「however」は、「He said 〜, however I do not think 〜」のように、文と文をつなげることができません。

 

実際、当時2010年頃に、アメリカの大学院では、ライティングにおいて、この点厳しく指導されました。レポートでは、この文法のルールに従うケースが多いように思います。

 

I do not like bitter foods, but I ate bitter melon yesterday.
(苦い食べ物が苦手ですが、昨日ゴーヤを食べました。)
I do not like bitter foods. However, I ate bitter melon yesterday.
(苦い食べ物が苦手です。でも、昨日ゴーヤを食べました。)

 

実際には?

 

とは言うものの、話し言葉や普段のカジュアルなメッセージなどはもちろん、書籍や記事でも「But」からはじまる文章をよく見かけます。

 

結局どう使い分ける?

 

これは、個人によるかもしれません。ただ、2021年現在個人的には、論文やレポートなど堅い文章の場合は、文法に従うのが無難な気がします。ただ、使い方の流れは時代によって変化しますし、最近は、場面によっては、「but」を文頭で独立して使うことを推奨するような流れがあると聞いたこともあります。場面に応じて、あえてこれまでの文法のルールに従わないなど、使い分るのも良いかもしれません。

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