「should have」と「should not have」の発音は? [shoulda(v)] と [shouldna(v)]

発見!英語の音

 

「should have」「should not have」はそのまま読むと長いのに、ネイティブスピーカーの発音を聞くとすごく速い。みんな実際は何て発音しているの?
 
こちらの記事では、「should have」「should not have」の発音について解説します。
 
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はじめに

 

以前、こちらの記事( 後悔「すればよかった」は英語で?「should have」の使い方 )で、「~すればよかった!」や「~しなければよかった!」を、「should have 過去分詞」や「should not have 過去分詞」を使って表現する方法をご紹介しました。
 
 
今回は、 「should have」「should not have」は、会話でどう発音されているかをご紹介します。

 

「should have」の発音

 

 

「should have」は、[shouldav] /ʃʊdəv/ と発音されます。さらに、/v/ を省略して、 [shoulda] と/ʃʊdə/ と発音されることもあります。

✔ should have の発音
[shouldav] /ʃʊdəv/
[shoulda] /ʃʊdəv/

 

では、どうして「should have」が、[shoulda(v)] になるのでしょうか。

 

① 弱い「have」


ひとつめの要因は、「弱い『have』」です。

 

「have」の発音は、強めの /hæv/ や 弱めの /həv/ ですが、「should have」の「have」については、あえて強調して発音する必要はないので、弱く /həv/ と発音します。

should have ➞  /ʃʊdhəv/

 

② [h] の音の脱落


ふたつめの要因は、「[h] の音の脱落」です。

「h」の音の脱落

「take him」が [takim] のように聞こえたり、「tell her」が [teller] のように聞こえたことがあるでしょうか。

 

英語では、「he」、「his」、「him」、「her」、「has」、「have」、「had」などの [h] の音が発音されずに、前の単語とつながって発音されることがあります。

・That’s his son ⇒ Thatsiz son.

・Where did he go? ⇒ Where dide go?

・It has red eyes. ⇒ Idaz red eyes.
※ [itaz] ⇒ [idaz]
 [t] の発音が [d] 寄りになる条件

 

この法則を、「should have」にあてはめてみます。 /ʃʊdhəv/ /h/ を取ると、/ʃʊd əv/ となります。

should have ➞  /ʃʊdhəv/ ➞ /ʃʊdəv/

 

以上のように、「should have」は [shouldav] /ʃʊdəv/ と発音されます。さらに、/v/ を省略して、 [shoulda] と/ʃʊdə/ と発音されることもあります。

 

「should not have」の発音

 

 

「should not have」[shouldnav] /ʃʊdnəv/ と発音されます。こちらも、さらに /v/ を省略して、[shouldna] /ʃʊdnə/ と発音されることもあります。 

✔ should not have の発音
[shouldnav] /ʃʊdnəv/
[shouldna] /ʃʊdnə/

 

では、どうして「should not have」が [shouldna(v)] になるのか、考えられる要因を順を追ってみてみます。(※個人的な解釈です。)

 

① 弱い「have」

 

ひとつめの要因は、「should have」のときと同じ、「弱い『have』」です。

should not have ➞ /ʃʊd nɑt həv/

 

②「not」の短縮

 

ふたつめの要因は、「『not』の短縮」です。

 

「isn’t(is not)」や「didn’t(did not)」のように、会話では「not」は短縮して「n’t」と読まれることが多いです。同じように、「should not」も「shouldn’t」/ʃʊdnt/ とすることができます。

should not have ➞ /ʃʊd nɑt həv/ ➞ /ʃʊdnt həv/

 

③ [t] の音の脱落

 

次の要因は、「[t] の音の脱落」です。

 

サナ・クローズ?[nt] の [t] の音が消える条件

こちらの記事でご紹介の通り、英語では、[nt] を含む単語の [t] が発音されないことがあります。「twenty」が [twenny] と聞こえたり、「internet」が [innernet] と聞こえたりしたことがあるかもしれません。

 

その条件はこちらです。

✔ [t] が [n] の後にある。
✔ [t] の音節にストレスが置かれない。 

 

たとえば、「twenty」のふたつめの [t] は、[n] の後ろにあります。そして、アクセントは 「twen」に置かれます。よって、このふたつめの [t] は省略されて、[twenny] のように読まれることがあります。

twen ty ⇒ twenny /twɛni/

 

同じように、「shouldn’t」/ʃʊdnt/ を見てみると、[n] の後に [t] があります。そして、アクセントは、「should」に置かれます。よって、このふたつめの [t] は省略されます。

should not have ➞ /ʃʊd nɑt həv/ ➞ /ʃʊdnt həv/ ➞ /ʃʊdn həv/

 

④ [h] の音の脱落

 

そして、最後の要因は、「should have」と同じ、「[h] の音の脱落」です。

should not have
➞ /ʃʊd nɑt həv/
➞ /ʃʊdnt həv/
➞ /ʃʊdn həv/
➞ /ʃʊdn əv/

 

以上のように、「should not have」は、/ʃʊdnəv/ と発音されます。また、さらに /v/ を省略して、[shouldna] /ʃʊdnə/ と発音されることもあります。 

 

まとめ

 

  • should have: [shouldav] [shoulda]
  • should not have: [shouldnav] [shouldna]

 

 

 

 

 

 

 

 

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