「seat」「sit」「set」
/siːt/ /sɪt/ /set/
「seat」と「sit」の母音の違いは、伸ばすか伸ばさないか(「イー」か「イ」)だけじゃないの?「sit」って「set」に聞こえる時があるけど何故?
「seat」「sit」の母音の違いは、長さだけではありません。この記事では、「seat」「sit」「set」の母音の違いと「sit」の /ɪ/ の音について解説します。
「seat」「sit」「set」の発音
まず、「seat」と「sit」を比較してみます。
違いは、「sit /sɪt/」の /ɪ/ は力が抜けた感じなのに対し、「seat /siːt/」の /iː/ は、より口の筋肉を使い、口を横にひっぱり、発音します。
これにより、「seat /siːt/」の /iː/ は、「sit /sɪt/」の /ɪ/ より長く聞こえます。そして、「sit /sɪt/」の /ɪ/ は、日本語でいうと、「イ」と「エ」の間くらいな音に近くなります。
つまり、日本語話者の感覚だと、「sit」の /ɪ/ の発音は想像より、日本語の「エ」寄りです。
そのため、慣れるまでは、「sit」が「set」に聞こえることもあるかもしれません。
そして、最後に「set /set/」の /e/ は、日本語の「エ」よりさらに下あごを下にひいて発音するイメージです。
「sit」の /ɪ/ の音
「sit」の /ɪ/ の音が、思ったより「エ」寄りということに気づくと、他の単語についても /ɪ/ が思っていたより「エ」寄り感じるようになります。
こちらの赤字部分が 「sit」の /ɪ/ と同じ発音です。日本語の「イ」より「エ」寄りで脱力した感じでよむと、スムーズに発音できます。
It’s so big!
Tell him.
A little bit.
Fix it.
I did.
まとめ 💬
- Seat:日本語の「イー」に近い
- Sit:日本語の「イ」と「エ」の間に近い
- Set:日本語の「エ」より口を大きくあける
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