冠詞「a」と「an」違い:略語の場合はどう付ける?

使い分けシリーズ

✔「a」か「an」?
Company A has launched ___ R&A project.

A会社は、研究開発プロジェクトを立ち上げました。

 

「a R&D」か「an R&D」かどちらが正しい?

 

この記事では、単語全般や略語への「a」または「an」の付け方をご紹介します。

 

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「a」と「an」の付け方(単語全般)

 

はじめに、一般的な単語に「a」や「an」を付けるときのルールをご紹介します。

 

ポイントは、「音」です!

母音は 「an」、子音は「a」

 

「音」が母音で始まる単語の前には「an」「音」が子音で始まる単語の前には「a」を付けます。

✔ 母音ではじまる ➞「an」
✔ 子音ではじまる ➞「a」

 

たとえば、母音の音ではじまる「apple」の場合は「an apple」となります。

そして、子音ではじまる「banana」の場合は、「a banana」となります。

・an apple
・a banana

 

迷いやすい単語の例

 

ポイントは、「音」です!

 

英語のスペルは関係ありません。従って、同じアルファベットからはじまる単語でも、読み方によって 「a」の場合も、「an」の場合もあります。

 

✔ 「O」からはじまる単語

たとえば、アルファベットの「o」 からはじまる単語「orange」と「one-time payment」をみてみます。

「orange」は、母音の音 [o] ではじまるので、「an orange」です。一方で、「one-time payment」は、子音の音 [w] ではじまるので、「a one-time payment」です。

・an orange
・a one-time payment

 

✔ 「E」からはじまる単語

では、アルファベットの「e」からはじまる「elephant」と「European company」はどうでしょうか。

「elephant」は、母音の音 [e] からはじまるので、「an elephant」です。一方で、「European company」は、子音の音 [y] からはじまるので「a European company」です。

・an elephant
・a European company

 

✔ 「H」からはじまる単語

ほかにも、アルファベット「h」からはじまる「hour」や「house」は、それぞれ「an hour」と「a house」となります。

・an hour
・a horse

 

✔ 「X」からはじまる単語

アルファベット「x」からはじまる「X-ray」や「xylophone」は「an X-ray」と「a xylophone」となります。

・an X-ray
・a xylophone

 

✔ 「U」からはじまる単語

アルファベット「u」からはじまる「unexpected error」や「university」は「an unexpected error」と「a university」となります。

・an unexpected error
・a university

 

「a」と「an」の付け方(略語)

 

英語では、頭文字などの略語にも「a」や「an」を付けます。

母音は 「an」、子音は「a」

 

略語の場合も、一般的な単語と同じルールです。

以下のように読みが母音で始まる単語には「an」、子音で始まる単語には「a」が付きます。

・an H&M store
・an MBA
・an NGO
・an SNS account
・an L.L.Bean backpack
・a URL

 

「R&D」は?

 

「R&D」という単語は、アルファベット「R」で始まりますが、「R」の読み [ar] は母音で始まるので、「an R&D project」となります。

・an R&D project

 

「a」と「an」両方可能な場合

 

「a」を付けるか「an」を付けるかは、あくまでも読み方が基準となります。

たとえば、「FAQ」は、「an FAQ」も「a FAQ」も見かけますが、それぞれどう読むのでしょう。
※ FAQ (Frequently Asked Question):よくある質問

・an FAQ page
・a FAQ page


「an FAQ page」と書いた人は、「FAQ」の部分を [ef a cue] と読んでいます。

一方で、「a FAQ page」と書いた人は、「FAQ」を一般の単語と同じように、[fak] と読んでいます。

「On Monday」と「On a Monday」の違い

イニシャリズムとアクロニム

 

 

余談ですが、頭字語は、読み方によって2つに分けられます。

「イニシャリズム(Initialism)」「アクロニム(Acronym)」です。

イニシャリズム(Initialism)

 

イニシャリズム(Initialism)は、それぞれのアルファベットがアルファベット読みされる略語です。「ATM (Automatic Teller Machine)」は、イニシャリズムです。

アクロニム(Acronym)

 

アクロニム(Acronym)は、頭文字が単語として読まれる略語です。「NATO (North Atlantic Treaty Organization)」は、アクロニムです。

但し、先ほどの「FAQ」のように、両方の読み方で読まれている略語もあります。

まとめ 💬

 

略語の場合も「a」と「an」の選択基準は単語の「音」

  • 子音の音の前は「a」
  • 母音の音の前は「an」

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